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古賀市でまちづくりの共同事業体を発足 徳島のあわえなど4社


週刊経済2022年5月3日・10日発行合併号

同市の「快生館」進出企業と

サテライトオフィス誘致支援事業などを手掛ける㈱あわえ(徳島県海部郡美波町、吉田基晴社長)は4月14日、古賀市薬王寺のインキュベーション施設「快生館」で「古賀市インキュベーション施設『快生館』を軸としたコミュニティ形成及び持続的なまちづくりのための共同事業体」発足の調印式を開いた。事業期間は来年3月31日まで。
参画企業は、快生館への企業誘致を進める同社のほか、施設を運営する㈱SALT(福岡市西区今宿駅前1丁目、須賀大介社長)、古賀市と進出協定を結び、同施設に拠点を置くコミュニティづくり支援事業のコミュニティ婚活㈱(横浜市中区桜木町、松浦千恵社長)、地域課題解決事業、起業家育成などを手掛ける㈱ロコガイド(東京都港区三田1丁目、堀口育代社長)。同施設を拠点にワーケーションや起業家育成、市民や市内企業、進出企業間の交流を図るイベントを開催することでコミュニティを形成し、進出企業の定着や地域活性化を目指す。
代表企業・あわえの吉田和史執行役員は「コロナ禍でサテライトオフィスが注目される中、地域で何ができるかを考えてきた。地域住民や内外の企業・人材、起業候補者やテレワーカーが古賀市のまちづくりについてアイデアを創出し、連携する『クロスオーバー』を目指したい」とあいさつ。調印式に出席した田辺一城古賀市長は「温泉施設をリノベーションした『快生館』のオープンから半年で複数の進出企業が決まり、企業同士の連携が生まれ、幸先良いスタートとなった。ここでテレワークをすることで、利用者同士の出会いや課題解決につながることを、身をもって体感している」と話した。