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古材や古建具のリサイクル販売事業を強化   油機エンジニアリング   新市場開拓に向け


 建機レンタル業の油機エンジニアリング株式会社(太宰府市北谷、牧田隆社長)は今後、家屋からでる古材や古建具を買取販売する古材リサイクル事業を強化する。
 近年の住宅リフォームブームを背景に、古材などに対する関心が高まっていることから、新たな市場開拓に向け事業を強化するもの。当面は住宅の新築やリフォーム用途向け販売をメーンに、住宅関連業者などとタイアップした業容拡大を図っていく。
 同社では古い民家や商家などに使用されていた柱、梁、建具類、家具、民具などを引き取り、洗浄、手入れをした後に販売する古材リサイクル事業を2004年1月からスタート。現在は約700点に及ぶ古材を本社工場内(同所)の空スペースを利用して展示販売しているほか、05年6月には太宰府市にアンテナショップ「太宰府古材の森」もオープンさせている。
 牧田社長は「単なる古材販売にとどまらず、将来的にはリフォーム事業に参入し、デザイン・施工まで独自で手掛けたい」と話している。 
 同社は1995年12月設立、資本金3,500万円、従業員数は16人。05年11月期の売上高は3億2,000万円。
 牧田社長は鹿児島県出水市出身。49年7月1日生まれの56歳。宮崎大学農学部卒。趣味は散歩。