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取締役に松下琢磨常務執行役員が就任 JR九州


週刊経済2022年8月2日発行

取締役監査等委員に小田部、東両氏

九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長)では、6月23日付で取締役に松下琢磨(まつした・たくま)常務執行役員、取締役監査等委員に小田部耕治(おたべ・こうじ)日本生命保険顧問と東幸次(ひがし・こうじ)常務執行役員が就任した。
同社では4月1日付で社長に古宮取締役専務執行役員が昇格し、青柳俊彦社長が代表取締役会長に就く社長交代人事を断行しており、株主総会を経て新体制が整った。今回退任した田中龍治取締役は4月1日付でJR九州駅ビルホールディングス社長に就任している。
松下氏は1967年10月16日生まれの54歳。早稲田大学政治経済学部卒。91年4月JR九州入社、2001年4月唐津鉄道事業部企画課長、03月営業部企画課副課長、05年3月同部販売一課長、07年4月サービス部サービス課長、09年3月総務部人事課長、11年5月同部担当部長、同6月総合企画本部経営企画部長、14年5月総務部勤務・出向でJR九州ドラッグイレブン㈱社長、17年5月JR九州事業開発本部開発部担当部長、同6月取締役同本部副本部長兼開発部長、18年6月上席執行役員同副本部長兼同部長、19年6月常務執行役員同副本部長兼同部長を経て、今年4月同最高財務責任者兼総合企画本部長に就任。
小田部氏は1964年11月 11日生まれの57歳。87年4月警察庁入庁、2015年8月群馬県警察本部長、17年4月警察庁長官官房政策評価審議官兼長官官房審議官(生活安全局担当)、18年4月長官官房審議官(同担当)、19年8月警察大学校副校長兼同審議官(同担当)を経て、20年1月警察庁生活安全局長に就任。昨年9月退任後、今年2月に日本生命保険相互会社顧問に就いていた。
東氏は1967年2月6日生まれの55歳。一橋大学経済学部卒。90年4月JR九州入社、2000年3月総合企画本部経営企画部副課長、03年3月経理部資金課長、05年3月総務部人事課長兼人材開発室長、09年3月同部担当部長、09年6月同部勤務・出向で㈱トランドール社長、13年6月JR九州資金運用部長、14年6月財務部長、17年6月熊本支社長、18年6月執行役員同支社長、19年6月上席執行役員総務部長を経て、今年4月常務執行役員同部長。

上席執行役員に赤木、澤亀、山根の3氏

執行役員人事では、上席執行役員に4月1日付で赤木由美(あかぎ・ゆみ)、澤亀愼司(さわかめ・しんじ)両執行役員、6月23日付で山根久資(やまね・ひさし)執行役員・キャタピラー九州㈱社長が昇格。新執行役員に4月1日付で浜田真知子(はまだ・まちこ)㈱JR小倉シティ社長、中村勇(なかむら・いさむ)㈱JR熊本シティ常務、古賀大貴(こが・ひろき)デジタル事業創造部長の3氏が就任した。また、6月23日付で退任した松本淳也上席執行役員・JR九州ホテルズ㈱社長は同30日付で㈱JR大分シティ社長に就任した。
赤木氏は1968年4月2日生まれの54歳。早稲田大学第一文学部卒。91年4月JR九州入社、2004年3月総務部広報課副課長、07年3月総合企画本部経営企画部副課長、09年6月同部担当課長、12年3月同担当部長、同6月総務部勤務・出向で㈱JR九州ファーストフーズ社長、14年6月JR九州総務部担当部長、15年7月人事部長、17年6月鉄道事業本部サービス部長兼営業部長、18年6月執行役員同本部サービス部長兼営業部長を経て、19年6月から同熊本支社長。
澤亀氏は1969年8月7日生まれの52歳。熊本大学工学部卒。92年4月JR九州入社、2003年4月都市開発事業部マンション事業課副課長、06年10月事業開発本部マンション事業部副課長、08年4月同事業部開発営業課長、12年4月同事業部次長、同6月同本部マンション事業部長、19年6年執行役員同本部同事業部長を経て、20年4月同事業開発本部住宅開発部長。
山根氏は1967年11月20日生まれの54歳。広島大学経済学部卒。91年4月JR九州入社、2002年3月事業開発本部営業部グループ事業課副課長、同4月総務部勤務・出向で㈱ジェイアイフーズ取締役、05年4月JR九州営業部総合販売センター所長、06年9月指宿鉄道事業部長、07年10月総務部勤務・出向で㈱ドラッグイレブン取締役常務執行役員、08年5月㈱ドラッグイレブンホールディングス取締役、08年9月JR九州総務部勤務(㈱ドラッグイレブンホールディングス出向)、10年4月営業部企画課長、11年5月総務部人事課長、13年3月博多駅長、16年4月広報部長、17年8月総合企画本部経営企画部担当部長を経て、同10月から人事部勤務・出向でキャタピラー九州㈱社長(現任)。18年6月JR九州執行役員に就任。
浜田氏は1969年8月4日生まれの52歳。九州大学法学部卒。92年4月JR九州入社、2006年3月開発部開発課副課長、07年7月総務部勤務(JR九州ビルマネジメント㈱出向)、10年6月開発部ホテル事業課長、14年3月事業開発本部開発部担当部長、17年4月同本部ホテル開発部担当部長、17年6月人事部勤務・㈱JR博多シティ出向を経て、19年6月から同部勤務・出向で㈱JR小倉シティ社長を務めていた。
中村氏は1970年7月25日生まれの52歳。東京工業大学工学部社会工学科卒。1993年4月JR九州入社、2004年3月総合企画本部経営企画部副課長、07年6月開発部開発課副課長、08年4月事業開発本部開発部副課長、10年4月同部担当課長、11年6月総務部勤務・出向で㈱別府ステーション・センター社長、14年4月JR九州事業開発本部開発部担当部長を経て、20年4月から人事部勤務・出向で㈱JR熊本シティ常務を務めていた。
古賀氏は1969年9月8日生まれの52歳。早稲田大学政治経済学部経済学科卒。93年4月JR九州入社、2004年3月総務部人事課副課長、08年3月鉄道事業本部営業部営業課副課長、同10月営業部営業課担当課長、11年3月長崎鉄道事業部長崎駅長、13年4月企画部カード事業室長、14年3月事業開発本部企画部担当部長、16年4月カード事業部長、16年6月同人事部勤務・出向で㈱トランドール社長、20年4月JR九州事業開発本部カード事業部長を経て、昨年4月からデジタル事業創造部長を務めていた。
6月23日の株主総会後の新体制は次の通り。
▼代表取締役会長執行役員(代表取締役社長執行役員)取締役会議長青柳俊彦▼同社長執行役員(取締役専務執行役員)最高経営責任者・監査部担当古宮洋二▼取締役常務執行役員事業開発本部長森亨弘、鉄道事業本部長・北部九州地域本社長福永嘉之、(常務執行役員)最高財務責任者・総合企画本部長兼広報部・財務部担当松下琢磨▼取締役相談役(代表取締役会長執行役員)唐池恒二▼取締役(非常勤) 市川俊英、浅妻慎司、村松邦子、瓜生道明、山本ひとみ▼取締役監査等委員(常勤) (日本生命保険顧問)監査等委員会委員長小田部耕治、(常務執行役員)東幸次▼同(非常勤) 江藤靖典、藤田ひろみ▼退任 取締役田中龍治、非常勤取締役桑野和泉、取締役監査等委員久我英一、廣川昌哉
▼上席執行役員 鉄道事業本部副本部長・安全創造部長貞苅路也、(執行役員)総合企画本部副本部長・経営企画部長兼IT推進部担当赤木由美、(同)事業開発本部副本部長・住宅開発部長澤亀愼司、(同)総務部長兼人事部担当山根久資
▼執行役員 長崎支社長田中渉、総合企画本部地域戦略部長上符友則、鉄道事業本部クルーズトレイン本部長・運輸部長松尾英典、鹿児島支社長中村裕之、鉄道事業本部サービス部長・営業部長三浦基路、東京支社長竹田浩三、熊本支社長中野幹子、大分支社長吉野敏成、(㈱JR小倉シティ社長)事業開発本部ホテル開発部長浜田真知子、(㈱JR熊本シティ常務)同本部開発部長中村勇、(デジタル事業創造部長)同本部企画部長古賀大貴