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取引先工事遅れなどで減収  富士ピー・エス    通期では増収見込む


 プレストレストコンクリート(PC)工法を用いた土木、建築工事の株式会社富士ピー・エス(福岡市中央区薬院1丁目、菅野昇孝社長)の16年9月の中間連結決算は、前年同期比14・9%減の95億8600万円、経常損失は6000万円(前期経常利益は8700万円)で、減収・赤字化となった。
 前期繰越工事は72億円程度増加したが、土木事業で他社が起こした事故の影響で工事が中断したほか、建築事業で販売先のマンション着工の遅れに伴ってFR板の製作に遅れが生じたことで前年から26%落ち込み、前期に比べて大幅な減収。利益面では減収分が大きく影響し、4期ぶりの減益となった。四半期純損失は8700万円(同5700万円)。
 通期では売上高が前年同期比7・8%増の248億1000万円、経常利益は17・3%増の4億8500万円、当期純利益は8・8%増の5億4000万円の増収増益を見込む。