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原鶴温泉への特別乗車料金プランを提供開始  日新交通ら3社


来年3月末まで

タクシー業の日新交通㈱(福岡市南区清水1丁目、日下部隆史社長)は、西日本自動車㈱(同市中央区那の津5丁目、同社長)と福岡交通㈱(同市東区箱崎ふ頭5丁目、野上正嗣社長)の3社共同で福岡都市圏から朝倉市の原鶴温泉の旅館ホテルまでの特別乗車料金プランの提供を開始した。
タクシー利用客の減少で稼働していない車両を活用し、同じく観光客が減少する原鶴温泉の旅館ホテルと協力することで双方の課題解決を図る。福岡都市圏内(福岡市、太宰府市、大野城市、春日市、筑紫野市、那珂川市、古賀市、糸島市、糟屋郡)から朝倉市の原鶴温泉旅館協同組合に加盟する旅館ホテルまでの片道運賃がジャパンタクシー(4人乗り)で一律8120円、ジャンボタクシー(9人乗り)で同1万160円となる。移動時間は60分以内で料金には高速代も含まれる。渋滞などによる時間割増は発生せず、また、平日と土日祝日で料金に差はない。予約は日新交通㈱内の「福岡の宿を応援しますキャンペーン タクシー事務局」または「原鶴温泉旅館協同組合」が電話で受け付ける。適用期間は来年3月末まで。その他の特典として、利用客先着千人に地元物産館の「道の駅原鶴」と「三連水車の里あさくら」で使える買物券(500円相当)を贈呈する。福岡交通㈱の野上社長は「苦境が続く観光産業を何とかして盛り上げていきたい」と話している。

2020年9月23日発行