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原価率、物流コスト増で増収減益 ベガコーポレーション


今期売上高、利益ともに2ケタ増へ

インテリア家具を中心としたEコマース事業を展開する㈱ベガコーポレーション(福岡市博多区祇園町、浮城智和社長)の2018年3月期決算は、売上高が前期比18・4%増の129億7700万円、経常利益が同27・1%減の5億8900万円で増収減益だった。
新商品、既存ジャンルの拡充を軸に商品開発を積極的に行い、年間開発点数が前事業年度に比べ増加。また、販路においては、自社運営サイトの利便性向上によりユニークユーザー数が増えたことで全体の売上高に占める割合も継続的に上昇した。一方、価格競争が激しさを増しており、コモディティ商品の販売価格値下げを実施したことで原価率が上昇。また、配送会社の値上げにより荷造配送費が増えたことで減益となった。同社では「配送コストの抑制が最重要課題。物流体制の効率化に注力する」とし、今後もSEO対策や積極的な広告投資によりアクセス拡大に取り組む方針。今期売上高は前期比21・8%増の158億円、経常利益は同27・2%増の7億5000万円の増収増益を見込んでいる。

2018年5月15日発行