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卸売業けん引し2期連続でマイナス幅縮小 ひびしん中小企業1月~3月景気調査


週刊経済2022年6月14日発行

 福岡ひびき信用金庫(北九州市八幡東区尾倉2丁目、井倉眞理事長)が3カ月ごとに実施する取引先中小企業の全産業景気動向の業況判断DI(「好転」―「悪化」/2022年1月~3月期)は、前期差1・1ポイント改善のマイナス13・3と、2期連続でマイナス幅が縮小した。
業況判断DIが11・8ポイント改善のマイナス14・7となった卸売業が他業種をけん引した。そのほかの業種は、建設業が6・3ポイント改善の6・3、不動産業が3・2ポイント改善の6・5、製造業が1・6ポイント改善のマイナス16・1、小売業が1・3ポイント改善のマイナス25・9と卸売業含む5業種で業況が改善したものの、サービス業は19・4ポイント悪化のマイナス30・6だった。
営業エリアである北九州、京築地区取引先の動向把握、および経営情報の提供を目的に実施しているもので、製造業62社、卸売業34社、小売業54社、サービス業36社、建設業48社、不動産業31社の計265社に聞き取り、回答率は100%だった。