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卵白由来プロテインパウダーの新味を発売 イフジ産業


週刊経済2021年10月26日発行

パインとココナッツ風味のピニャコラーダ味

粕屋郡粕屋町戸原東2丁目の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱(藤井宗徳社長)は10月22日、卵白由来のプロテインパウダーの新商品を発売した。
昨年3月に発売した「プレミアム チョコレート味」に続く味として「ピニャ コラーダ味」を発売したもの。「ピニャ コラーダ」はパイナップルジュースとココナッツミルクを使ったカクテルで、新商品はトロピカルカクテルをイメージしてパイナップルとココナッツの風味に仕上げた。また、人工甘味料を用いず、自然な甘さを生かし、アルコール分は含んでいない。商品名は「エッグホワイトプロテインREVOPRO ピニャ コラーダ味」。価格は1㎏のボトル入りで、5650円(税込)。インターネットで通信販売する。
日本の粉末プロテイン市場は乳清(牛乳)を使ったホエイプロテインが主流となっているが、海外に比べて乳糖不耐症の割合が高い日本人には体質に合わない人も多い。一方、卵白プロテインは輸入品しかなく、ホエイに劣らない吸収率と体内利用率の高さを持つものの、臭いや味に難点があり、日本では普及が進んでいない。同社では長年の鶏卵加工の強みと、子会社の日本化工食品が調味料製造で培った開発力を生かしてこの問題を解消した。なお、新商品は従来と同様に乳由来の原料を一切使っていない。