NEWS

卵白プロテインの速筋化の誘導効果を立証 イフジ産業


週刊経済2022年10月4日発行

九州大学との共同研究で

粕屋郡粕屋町戸原東2丁目の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱(藤井宗徳社長)は九州大学との共同研究で、卵白プロテインに速筋化の誘導する効果があることを立証した。
同大大学院農学研究院細胞制御工学研究室(片倉喜範教授)と進めていたもので、8月26日にその研究成果を公表。研究では自社ブランドの「エッグホワイトプロテイン・REVOPRO(レポプロ)」の主原料・卵白プロテインと牛乳由来のホエイ・プロテイン・アイソレート(以下WPI)を比較する形で実施した。この結果、分化関連遺伝子の発現は、卵白プロテインの方がWPIに比べて増加し、筋肉細胞に対して分化誘導能を有することを立証した。また、遅筋マーカーの発現は、卵白プロテインの方が減少。速筋マーカーの発現は、卵白プロテインの方が増加した。こうしたことから卵白プロテインは筋肉の速筋化を誘導することが明らかになったという。