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印刷産業環境優良工場表彰で特別賞を受賞  三栄印刷    九州での受賞は初


 印刷業の三栄印刷株式会社(福岡市博多区千代1丁目、光枝治郎社長)は9月18日、一般社団法人日本印刷産業連合会(東京都中央区、足立直樹会長)主催の印刷産業環境優良工場表彰で特別賞を受賞した。九州の企業で同賞の受賞は初。
 印刷業界における各企業の環境に対する取り組みを促進し、印刷工場の環境改善、及び印刷企業に対する社会的理解の獲得を目的に開催されているもの。同社が太陽光発電の導入や電気量の最大需要電力の管理など環境対策を進めている点、印刷オペレーターの全7人が有機溶剤作業主任資格を持つことで安全性を図り、節電委員を任命するなど組織的、人員的対応を進めている点、環境マネジメントシステムのISO14001認定やグリーンプリンティング認定工場となっている点など、持続的で積極的な環境活動が評価され、今回の受賞に至った。
 今回は経済産業大臣賞1、経済産業省商務情報政策局長賞2、社団法人日本印刷産業連合会会長賞4、同特別賞1、同奨励賞4の計16社が受賞した。光枝社長は「時間や費用は掛かるが、印刷会社の社会的責任を果たしていきたい。創業50周年の節目に受賞できたことは大変嬉しい」と話している。
 同社は1963年10月設立、資本金は2000万円、従業員は28人。2013年9月期の売上高は3億5000万円(見込)。光枝社長は福岡県出身、1951年9月7日生まれの62歳。九州大学経済学部卒。趣味は山歩き。