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印刷業界創設のCSR認定を取得  ミドリ印刷 九州で唯一


 福岡市博多区博多駅南6丁目の株式会社ミドリ印刷(坂本満康社長)は3月末、全国の印刷業者5186社で組織する業界団体・全日本印刷工業組合連合会(島村博之会長、以下全印工連)が設定したCSR認定制度で九州初のワンスター認定を受けた。
 同制度は会員企業のCSR(企業の社会的責任)活動推進のため昨年度から新設した制度で、全印工連CSR推進専門委員会(池田幸寛委員長)と横浜市立大学CSRセンター(影山摩子弥センター長)が共同で設計した認定制度。中小印刷業に重要と思われる8分野((1)コンプライアンス(2)環境(3)情報セキュリティ(4)品質(5)雇用・労働安全(6)財務・業績(7)社会貢献・地域指向(8)情報開示・コミュニケーション)について達成度を審査し認定する。3月末までに認定を受けた会員企業は全国69社で、すべて標準認定のワンスター認定。認定企業は2年ごとに更新審査を受け、上位認定のツースター認定の取得も可能となる。さらに最上位となるスリースター認定までを設定している。
 また、認定企業は自社の名刺、会社案内、ホームページなどに認定マークを表示できるほか、顧客の印刷製品にもマークを表示しCSRに取り組む印刷会社が製作した製品としてアピールできる。坂本満成会長は「今回の認定に満足するのでなく、今後も事業を通じた社会貢献や環境活動の取り組みを続け、さらに上を目指したい。印刷物にマークを表示することで、CSRに取り組む企業姿勢を理解してもらうとともに、九州の印刷業界のCSR活動推進のきっかけになれば…」と話している。