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博多駅近傍に3拠点目のデータセンターを計画  キューデンインフォコム    開設は再来年を予定


 九州電力グループでデータセンター事業、ITコンサルティング事業を展開する株式会社キューデンインフォコム(Qic、福岡市中央区渡辺通2丁目、田嶋正彦社長)は2019年、博多駅近傍にデータセンターを開設する。
 データセンター福岡姪浜、データセンター福岡空港に続く3拠点目で名称は「Qicデータセンター博多駅」。既存データセンターの売り上げが好調であることに加え、今後もデータセンター市場の成長が見込まれることから新たに開設するもの。「博多駅から徒歩数分、福岡空港からも好アクセスであるため遠方からの利便性にも優れた立地」という。建物は9階建て(予定)、延べ床面積約1万平方m。今年末に着工、再来年の完成を目指す。サーバルームは、福岡市内トップクラスの約1400ラック収容で、既存2拠点の総ラック数に匹敵する規模となる。電源は異なる変電所からの2系統受電で、無停電電源装置、非常用発電機を設置するなど停電リスクに備えるほか、各種セキュリティ設備も充実させ、24時間365日の有人監視体制を整えるなど、日本データセンター協会が定めるJDCCデータセンターファシリティスタンダードでの最高レベル、ティア4のスペックとなっている。また、会議室、作業室、カフェラウンジなどの付帯設備も設置予定で、初期投資額は十数億円規模という。