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博多駅近くのデータセンターが着工 キューデンインフォコム
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来年完成予定
九電グループでデータセンター事業、ITコンサルティング事業を展開する㈱キューデンインフォコム(Qic、福岡市中央区渡辺通2丁目、田嶋正彦社長)は12月7日、博多駅近くのデータセンター(DC)建設に着手した。完成は2019年、DCの稼働は6月を予定している。
博多駅から徒歩数分、建物は免震構造の9階建てDC専用ビル、延べ床面積は約1万㎡。DCの名称は「Qicデータセンター博多駅」。データセンター福岡姪浜、データセンター福岡空港に続く3拠点目で既存DCの稼働が好調であることに加え、今後もデータセンター市場の成長が見込まれることから新たに開設。Qicでは「博多駅からも福岡空港からも好アクセスであるため遠方からの利便性にも優れた立地」としている。
サーバルームは約1400ラック収容で、1ラック最大30kVAまでの電力供給やAIのような大量のデータを処理する高性能サーバにも対応するなど、西日本トップクラスのキャパシティを提供できる。電源は異なる変電所からの2系統受電で、無停電電源装置、非常用発電機を設置するなど停電リスクに備えるほか、各種セキュリティ設備も充実させ、24時間365日の有人監視体制を整えるなど、日本データセンター協会が定めるJDCCデータセンターファシリティスタンダードでの最高レベル、ティア4のスペックとなっている。また、会議室、作業室、カフェラウンジなどの付帯設備も設置予定で、初期投資額は十数億円規模という。
2018年1月10日発行