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博多駅筑紫口にホテルなど13階建てビル  近鉄不動産と近鉄・都ホテルズ    19年までに開業


 近鉄不動産株式会社(大阪市、赤坂秀則社長)と株式会社近鉄・都ホテルズ(同、二村隆社長)は2019年までの完成を目指し、福岡市博多区博多駅東2丁目にホテルと商業施設が入居する地下3階、地上13階建てビルを建設する。
 JR博多駅筑紫口ロータリー前の博多都ホテルを建て替える。同年開催のラグビーワールドカップを見据えて、福岡市は昨年12月に高級ホテルを建設する際の容積率を1・5倍の1200%に緩和。今回が一号案件となる。開業時期は19年9月のW杯開催前を予定。
 建物の名称は「近鉄博多ビル(仮称)」。敷地面積は2300平方m。地下1階~2階の3フロア5区画に高級飲食店、物販店などのテナントを誘致するほか、3~12階には「博多都ホテル」、13階にはレストランと屋外温泉スパ、屋内浴場が入居。国内外の観光客をメーンターゲットに据え、客室数は緩和が適用される面積30平方m以上の部屋を約200室揃える。平均客室単価は2万円、休日は3万円程度を予定している。デザインのコンセプトは「緑と水と光のビル」で、8階以上の上層階に滝や緑などを立体的に配置する。同社では「上質でゆったりとくつろげる福岡のリーディングホテル、筑紫口の新たなランドマークを目指したい」と話している。