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博多駅南2丁目の横浜幸銀福岡ビルを建て替え 神奈川の横浜幸銀信用組合


週刊経済2022年11月29日発行

完成予定は24年3月

横浜幸銀信用組合(神奈川県横浜市中区、呉龍夫理事長)は、福岡市博多区博多駅南2丁目の横浜幸銀福岡ビルを建て替えている。11月から着工し、完成予定は2024年3月、同年9月から営業を開始する予定。
福岡本部・福岡営業部を置いていた築37年の自社ビル・横浜幸銀福岡ビル跡地に建設し、設備老朽化に対応する。場所は筑紫通りの「瑞穂」交差点そばで、新オフィスは地上6階建てで延べ床面積3611㎡。各階330㎡以上のフロア面積を確保し、感染症対策に配慮した空間づくりに取り組む。また、最先端の省エネ技術を活用するなど、エネルギー消費量を実質ゼロにするZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)化にも着手。現段階の計画によると、1階はフリースペースで、BCP対策の拠点として、災害時は帰宅困難者の避難場所として開放し、水や食料などを提供するという。2階は福岡営業部、3階は福岡本部や会議室を設け、4階は社員食堂、休憩室を置く。5階は福岡本部を構成する9つの部の各執務室で、6階は役員室となる。職員数は本部・営業部合わせて計48人が在籍。建て替えに伴い、現在福岡本部は博多区博多駅南3丁目のオフィスビル「博多ハッコウビル」、福岡営業部は中央区天神2丁目の福岡証券ビルに仮移転している。同組合では「立地上、百年橋通り付近のランドマークを目指している。また、地域に密着した信用組合の役割を一層果たしていけたら嬉しい」と話している。
同組合は福岡市に福岡本部・福岡営業部を置くほか、県下には3支店(福岡市東区、北九州市、飯塚市)を置いている。福岡では福岡ソフトバンクホークスのスポンサーとして、子育て支援や地域貢献活動に取り組んでいる。