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博多駅南の都心型サ高住が完成  福岡地所    3月20日オープン


 地場大手総合デベロッパー・福岡地所株式会社(福岡市博多区住吉1丁目、石井歓社長)と子会社で高齢者向け住宅開発の福岡地所シニアライフ株式会社(福岡市東区、山本啓二社長)は3月20日、福岡市博多区博多駅南3丁目に総事業費約10億円をかけて建設していた都心型サービス付高齢者向け住宅(サ高住)をオープンさせた。
 場所は同町、スーパーの「サニー駅南店」そば。施設名称は「ユトリア博多」。敷地面積約1021平方m、地上6階建てで延べ床面積約3028平方m。4~6階が合計32戸のサービス付高齢者向け住宅、3階にグループホーム18床(9床の2ユニット)、2階に小規模多機能型居宅介護(25人登録)と訪問介護事業所、地域交流室が入る。また1階にクリニックも計画している。現在入居者募集中で、サービス付高齢者向け住宅の月額基本料金の一例は、16万3600円から(家賃6万7000円から、食費4万8400円)。敷金は家賃の4カ月分、入居一時金は0円。
 オープンに先立って19日にあった竣工式後に石井社長は「今後当社が福岡で事業展開する上で、シニア事業をひとつの柱にしていこうとサ高住を検討してきた」とあいさつ。既に今回のサ高住に関心を示している見込み客が全戸(32戸)の約3分の1程度あるといい、まずは来年5月末までに「フル稼働を目指し、そのうえで今後もやれれば都心型のものを検討していきたい」としている。