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博多駅前3丁目に190室のホテル 東京のプリンスホテル
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週刊経済2021年7月27日発行
開業は来年秋を予定
東証一部上場・㈱西部ホールディングスの傘下で、シティホテルを運営する㈱プリンスホテル(東京都豊島区、小山正彦社長)は、福岡市博多区博多駅前3丁目にホテルを建設している。今年4月に着工、完成は来年7月、開業は同年秋頃を予定。
ホテル名は「プリンススマート イン 博多」。場所は、通称・明治町通り沿いの日本政策金融公庫福岡支店そば。敷地面積822㎡。鉄骨造の14階建てで延床面積5222㎡。総客室数は190室、ツインルーム74室とダブルルーム116室で構成。1階に席数80席前後のレストランも設ける。平均宿泊単価は1万円前後だが、開業後は景気動向や競合店の動向を通して客室料金を設定する予定。同ホテルではフロントやホテルコンシェルジュの配置をせず、宿泊手続きはスマートフォンのみで完結する。宿泊客はホテル専用スマートフォンアプリから事前に顔写真を登録、写真データをもとにチェックインやチェックアウトできる。現段階では、QRコードの専用ロッカーの設置に加え、スマートフォンで宿泊部屋の解錠ができるスマホキー形式の採用も計画しており、デジタルと親和性が高い若年層・20代から30代をメインに宿泊需要を取り込む。 同社では「スマートインのブランド価値は地域の魅力を発信すること。国内外の若年層が利用しやすい次世代型のホテルを目指す」と話している。同ホテルは大手総合商社・伊藤忠商事㈱と伊藤忠都市開発㈱が共同開発、プリンスホテルとの間で定期建物賃貸借契約を締結している。
プリンスホテルは1956年6月設立。資本金86億円。高級ホテル・東京プリンスホテルや品川プリンスホテルなどを運営。