NEWS

博多駅前の本店ビルなど3棟を再開発  西日本シティ銀行


「博多コネクティッド」に参画

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷川浩道頭取)は12月19日、地場大手デベロッパー、福岡地所㈱(同区住吉1丁目、榎本一郎社長)と共同で、同区博多駅前3丁目同行本店本館ビル(以下本店ビル、築48年)、博多駅前1丁目の本店別館ビル(築51年)と事務本部ビル(築40年)を連鎖的に再開発すると発表した。
同行では福岡市が推進する、博多駅の活力と賑わいをさらに周辺につなげていくプロジェクト「博多コネクティッド」に賛同し、博多駅エリアの地権者組織「博多駅エリア発展協議会」に参画しながらエリア全体の都市機能の向上について検討を進めてきたが、この博多コネクティッドの起爆剤となるべく、老朽化した3棟の連鎖的再開発を決定した。本店ビルの意匠については、本再開発の中で㈱磯崎新アトリエの助言を得ながら、一部移設・保存する予定。記者会見で谷川頭取は、「本再開発の推進で、博多コネクティッドに大きく貢献し、博多駅周辺エリアにさらなる活力と賑わいを創出していきたい」と話している。
再開発の基本コンセプトは、①福岡・九州の経済発展・活性化への貢献(老朽化ビルの機能更新、都市活力の向上)②地震等の大規模災害への対応力強化(防災・BCP の強化、一時滞在施設の設置)③環境負荷の低減・コストの抑制(SDGsへの対応、光熱費等の抑制)④機能性・柔軟性の高いワークプレイスの構築(生産性の向上、先進性の確保)の4つ。
再開発対象地の敷地面積は、本店ビルが5227㎡、別館ビルが2945㎡。事務本部ビルが3293㎡。再開発のスケジュールは今年6月頃に現本店ビルの解体着手し、2022 年7月頃に新本店ビルを着工、25年2月頃に完成予定。25年5月頃に別館ビル、事務本部ビルの解体に着手し、28年9月頃に別館ビル、事務本部ビル跡地の新ビルを完成予定。なお、同行本店営業部については、別館ビルの福岡支店内に仮店舗を併設する予定で、詳細が決まり次第発表する。

2020年1月7日発行