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博多駅前に九州初の有人店舗  セブン銀行    海外送金、口座開設など対応


 株式会社セブン銀行(東京都千代田区、二子石謙輔社長)は1月30日、福岡市博多区博多駅前2丁目に九州初の有人店舗「セブン銀行本店福岡出張所」(坂田浩之所長)をオープンした。
 場所は、福岡朝日ビル1階の「セブン‐イレブン博多駅前朝日ビル店」店内。店舗面積は20・4平方m。外国人就労者や留学生らを対象に、相談ブース3席を設け、海外送金サービスの契約や口座開設申込みなどを受け付ける。同社では、すでに9言語対応のATMを採用し、海外送金や海外のカードでの日本円引き出しが可能だが、海外送金に必要な契約手続きなどの迅速化や、周知徹底のため窓口を開設した。同所を拠点に、外国人を雇用している企業などへの営業活動も行う。営業時間は午前9時から午後5時までで、社員2人、契約社員3人の5人体制でスタート、中国語、韓国語、ベトナム語、英語に対応できるスタッフを採用した。
 同社では「全国の有人店舗の中でも、名古屋と福岡は外国人対応に特化している。福岡、九州でも外国人就労者や留学生が増えている。出張所を拠点に、当行の外国人向けのサービスについて周知を進めたい」と話している。
 同社の海外送金サービスは、国際間送金事業のウエスタンユニオンと提携し、2011年3月からインターネット・モバイルバンキングで開始。同年7月からはATMでの海外送金サービスも開始した。受取が可能なウエスタンユニオンの提携拠点は200以上の地域に51万カ所以上あり、受取人が口座を持っていなくても利用できる。海外送金サービスの件数は年々増え続けており、2013年度は39万1000件、14年度は60万件を目指している。さらに今後1~2年で、国内の想定送金件数の1割に当たる、年間送金件数100万件を目指す。