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博多駅・中間駅東工区で掘削作業が本格化 地下鉄七隈線延伸工事 15年度初めに本体工事へ
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福岡市交通局が整備中の地下鉄七隈線延伸工事は12月16日現在、福岡市博多区中央街のJR博多駅前を中心に掘削作業が本格化している。
堀削作業は、本体工事を前にした準備工事。博多駅前の住吉通りには、11月末までに大型杭打ち機やクレーンなどの重機が設置され、JRの終電や西鉄の最終バスが営業を終了した深夜に行われている。作業は最大で地中26メートルまで掘り下げられ、15年度初めにはトンネル本体工事に入る。また、下水道など地下埋設物が多く、通常の掘削ができないはかた駅前通りでは、地盤を掘る機械を使って横穴式に地中を掘りこみ、支保といわれる型枠を使ってコンクリートでトンネルを作るナトム工法で工事が行われるため、西日本シティ銀行本店裏の明治公園に立坑が掘削されており、今年度末にはトンネル本体を掘削するための連絡坑の施工に着手する。一方、中間駅(仮称)を起点に東西2工区に分けて行われる工事は、東工区から始まっており、地下埋設物の移設や支障物の撤去作業のほか、埋蔵文化物の発掘調査などが行われている。
七隈線の延伸区間は天神南から博多までの約1・4キロ(営業キロ1・6キロ)で、建設費は約450億円。14年2月に起工、2020(平成32)年度の開業を予定している。