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博多織品評会の受賞作品を商品化 はかた匠工芸


1本86万円

東証・東京プロマーケットに上場する博多帯製造販売の㈱はかた匠工芸(大野城市仲畑2丁目、岡井弘志社長)は、11月末から博多帯の新商品「紋袋帯 弥三右衛門間道」の販売を開始した。

新商品は、11月9日に開催された「第115回 博多織求評会」に出品した作品で、同求評会で3位の「経済産業大臣賞」を受賞したことから商品化したもの。帯の表側には、線を格子上に交差させた「やすら格子柄」、裏側には博多織の定番「博多献上柄」を取り入れ、リバーシブルで使用できるようにした。機械織りではなく手織りで製造しているため、帯業界でも高価格帯の1本86万円(税抜き)。同社では「手織りの帯は生地がやわらかく、締めてもシワになりにくい。博多織の良さをぜひ1度体感していただきたい」と話している。

同社は2007年3月設立。資本金1億885万円で、親会社の日本和装ホールディングスが77・2%出資している。14年7月に東証・東京プロマーケットに上場。17年12月期売上高見込みは10億9200万円。

2017年12月5日発行