NEWS

  • 地域

博多織使用の杖を発売  ケイン   初年度2,000万円見込む


 杖の卸・小売業の有限会社ケイン(福岡市博多区東雲町4丁目、岩井リサ社長)は、12月下旬、博多織を使った杖を発売する。
 同社では、500種以上の杖を取り揃えており、9月には、香蘭社と提携して焼物を盛り込んだ杖を発売。博多織ステッキは、支柱に博多織を巻き付け、ウレタンで加工している。100%シルク素材の博多織は加工段階で熱に溶けてしまうため商品化するのが難しかったが、今回、初めてシルク加工に成功、発売に至った。商品名は「博多織ステッキ」一本杖と折りたたみ式の杖があり、価格は2万円から3万円台。博多織ステッキの初年度売上高は2,000万円を見込む。
 岩井社長は「一人でも多くの方に博多織をPRして伝統を守っていきたい。また、おしゃれな杖をデザインすることで、シルバー世代や障害者の方が、街に出たくなるような生き生きとした生活を提供したい」と話している。
 同社は05年3月設立、4月につえの専門店「ケイン」をオープン。
 岩井社長は佐賀県有田町出身、1956年5月8日生まれの50歳、趣味は読書、ドライブ。