NEWS

博多織を使用した立体型マスク販売  サヌイ織物


初年度販売目標は1万枚

博多織製造販売の㈱サヌイ織物(福岡市西区小戸3丁目、讃井克彦社長)は6月1日、博多織を使用した立体型マスクを販売開始した。
商品名は「kurushu〜nai(苦しゅ〜ない)」。表面には、献上柄(博多織の伝統的文様)をあしらい、博多織部分にポリエステル繊維を使用している。サイズはSとM、Lの3種類で、価格は1600円(税抜)。新型コロナウイルス感染拡大によるマスク不足に伴い、3月から博多織マスク「kiyasume」を約4000枚無料配布したところ、顧客からの販売要望が多かったため今回の販売に至った。販売するマスクは立体型にし、初年度は1万枚の販売を目指し、随時増産する予定。
讃井社長は「無料配布用マスクの生産と同時に、今回販売する立体型マスクのフィット感や息苦しさ、洗濯耐久性などさまざまなテスト、改良を重ねてきた」と話している。販売は本社内の博多織工芸感や博多駅マイング店などのほか、百貨店や空港などの取引先にも卸していく。

2020年6月2日発行