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博多織を使ったペット服市場に参入  はかた匠工芸    夏頃から販売予定


 東証・東京プロマーケットに上場し、博多帯製造、販売の株式会社はかた匠工芸(大野城市仲畑2丁目、岡井弘志社長)は6月20日、ペット服市場に参入した。
 博多織を使用した商品の企画、販売を強化する一環で初めてペット服に着手したもの。今回製造したのは、金箔がついた経糸と、絹糸を使った緯糸を特徴とした「佐賀錦」を使った博多織のペット服で、価格は12万円(税抜き)。今後、販売価格は使用する商品によって調整していく方針。手掛けるのは小型犬を対象とした犬のペット服で、サイズは現時点で2種類。本格的に販売開始を予定している夏頃までに10種類程度に増やす方針。まずは通信販売を開始し、将来的に店頭販売も視野に入れているという。同社では「まずは当社直営店で着物をご購入いただいているお客さまへのPRを強化していきたい」と話している。
 同社は2007年3月設立。資本金1億885万円で、親会社の日本和装ホールディングスが77・2%出資している。14年7月に東証・東京プロマーケットに上場。15年12月期の売上高は7億9000万円。