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博多祇園山笠の歴史本を出版  九州歴史観光戦略研究所の井上政典代表


初版は5000部

九州歴史観光戦略研究所(福岡市早良区次郎丸3丁目)の井上政典代表は6月10日、博多祇園山笠の成り立ちなどを漫画で描いた本を出版した。
タイトルは「博多の恩人・聖一国師と博多祇園山笠」。主人公の聖一国師(しょういちこくし)は臨済宗の僧侶で承天寺を創建。山笠の誕生に深く関わったとされる人物。同書ではその聖一国師の人生や山笠のしきたりなどを漫画で分かりやすく紹介している。発行は集広舎(同市博多区中呉服町)。サイズはB5判で130ページ建て。価格は1620円(税込み)。初版は5000部。主に県内の書店で販売され、福岡市内の小中高校にも寄贈。井上代表は「多くの方々に支援いただき出版することができた。今後も郷土の誇りを後世に伝えていきたい」と話している。
井上代表は福岡市出身。1956年12月1日生まれの61歳。西南学院大学経済学部卒業後、明治生命保険相互会社で33年勤め、11年に九州の歴史の魅力などを発信する九州歴史観光戦略研究所を立ち上げ。12年に承天寺で公演の「博多の恩人聖一国師物語」の原作・プロデュースを手掛けた。昨年7月、初の著書として福岡の神社の魅力を紹介する「オッショイ!福岡の神社が面白い」を出版。

2018年6月26日発行