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博多港国際ターミナルの改修工事一部完了  福岡市    岸壁直線化、浮浅橋を新設


 福岡市は博多港中央ふ頭で、利便性向上のため改修中だった福岡国際ターミナル(福岡市博多区沖浜町)の一部岸壁の直線化と船だまり工事を完了し、7月1日から利用を開始した。
 同港を東アジアの拠点として物流、人流両面で強化する港湾計画の一環。斜線だった同ターミナル南側の岸壁を直線にし、船だまりと呼ばれる防波堤、浮浅橋をつくることで安全面や利便性が向上した。また、今回の工事岸壁でカメリアライン株式会社(同区沖浜町、青野陽社長)の「ニューかめりあ」とJR九州高速船株式会社(同、町孝社長)の「ビートル」「コビー」の停泊場所が入れ替わった。完成式典に参加した吉田宏市長は「東アジアに向けた玄関口として、多くの人に親しまれるターミナルにしたい」と話した。
 同ターミナルでは今回の岸壁工事以外に、ターミナル前の交通広場の拡張や周辺道路の整備、野積場の再整備が実施されており、年度内に完了予定。