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博多区須崎町の本店を9階建てビルに 石村萬盛堂


20年11月に再オープン

菓子製造・販売業の㈱石村萬盛堂(福岡市博多区須崎町、石村善之亮社長)は本店(同所)を9階建てビルに建て替える。2020年11月の再オープンを目指す。
これに伴い現店舗は1月14日をもって閉店する。本店は昭和通り沿い、博多祇園山笠のクライマックスとなる追い山の「廻り止め」横に位置するなど、福岡市民にも馴染み深い立地に位置。現在の建物は99年の改装から約20年が経過し、老朽化も目立っていたことから全面的な建て替えを決めた。今後は2月から9月まで埋蔵文化財の発掘調査などを経て、2020年10月に新ビルが完成する見込み。建物の具体的な活用法については今後詰めていくが、観光客らの取り込みも意識し、主力商品「鶴乃子」など商品ブランドの発信拠点としての機能を高めていく。本店休業中は近くに仮店舗をオープンし、2019年7月15日の追い山の決勝点の計測室は例年通り設置する。
同社では「新本店は博多の伝統や文化を大切にする想いをもって、新しい博多の風景に生まれ変われれば」としている。

2018年12月11日発行