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博多区西月隈5丁目に和食文化博物館 KISS福岡


今年度中に60万人の来客見込む

海外観光客向け観光施設の㈱KISS福岡(福岡市博多区西月隈5丁目、牧山強社長)は8月5日、同社が運営する同地の観光施設KISS福岡九州和食広場内に「鳴鳳堂和食文化博物館」をオープンした。
場所は県道112号線沿いの「Honda Cars福岡 空港南店」隣。KISS福岡九州和食広場はクルーズ船で訪日する多数の外国人観光客向け飲食施設として、2016年7月に開館。寿司やラーメン、和牛などの和食を提供、多い日には1日5000人の観光客が訪れる。今回の博物館開館は外国人観光客の和食に対するニーズに応えるもので、文化や歴史の側面から和食について学ぶことができる。時系列に沿った和食の変化の表や、江戸時代の弁当箱など日本の伝統的な食文化に関する品々を展示している。ターゲットは外国人観光客や県外からの修学旅行生などを想定。敷地面積は建物全体で3000㎡、中249㎡。開館時間は午前11時から午後5時。設置者は㈱鳴鳳堂(同区博多駅前3丁目、蘇慶社長)で、㈱KISS福岡が運営する。
㈱鳴鳳堂の蘇社長は「この博物館は日本の素晴らしい和食文化をより分かりやすく理解してもらうためのもの。現時点で今年は30万人が来客しており、今年度中に60万人の来客を見込んでいる」と話している。

2019年8月20日発行