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博多区昭南町1丁目に新工房を開設  美術しみぬき家紋高瀬


名称は「南福岡工房」

着物クリーニング、染み抜き専門店経営の㈱美術しみぬき家紋高瀬(福岡市南区西長住2丁目、高城健史社長)は8月17日、同市博多区昭南町1丁目に着物クリーニングおよび染み抜き作業の新工房を開設した。同社が工房を新設するのは今回が初めて。
今年5月、着物クリーニング・染み抜きの老舗店舗「㈲杉本家本店」(福岡市博多区店屋町)が後継者不足などを理由に閉店・解散した際、同店の専門技術者4人を引き受けたことから、本社工房では手狭になったため新設したもの。場所はJR南福岡駅近く、ルネッサンス21ステーションプラザ南福岡から約20m北側。名称は「美術しみぬき家紋高瀬 南福岡工房」。敷地面積は131・9㎡、建築面積は51・4㎡、延べ床面積84・5㎡の木造2階建て。1階フロアが丸洗い作業場、プレス仕上げ室、ドライクリーニングルーム、検品室、控室、2階が染み抜き作業場、乾燥室で構成している。総事業費は4千万円(土地・建物含む)。同工房には3人の専門技術者が常駐する。
高城社長は「今年で創業100周年を迎えられた杉本家本店さんの職人の方々をお引き受けさせていただいたことは光栄な話。今後も創業100年の歴史と伝統に恥じないよう、一層サービス向上に努めていきたい」と話している。
同社は1978年4月に創業。2016年6月に法人化。資本金は100万円。従業員数は9人。

2020年9月8日発行