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博多区店屋町に技術センターを開設  名古屋市のデンソーテクノ    3拠点目


 自動車関連制御ソフトおよび電子回路・機器設計、開発を手掛けるデンソーテクノ株式会社(名古屋市中村区名駅4丁目、太田信義社長)は8月3日付で福岡市博多区店屋町に技術センターを開設した。
 これは、福岡県内における自動車向け制御ソフトの開発、電子回路機器の設計需要が増加傾向にあることから、「自動車研究開発・人材育成拠点」を設けることで福岡県と周辺地域から優秀な電子・情報系の人材確保、高利便性による業務効率化を目指すもの。場所は大博通り沿い、博多三井ビル2階。フロア面積は約330平方m。同センターの開設は愛知県大府市、刈谷市に次いで3拠点目となる。同社は今回の開設に伴い、福岡市経済振興局が策定した「企業立地促進交付制度」の適用を受けている。開設後は八木正己所長(本社電子1部長兼務)ほか10人体制でエンジンなど自動車制御機器のソフト開発業務を展開する方針。
 同社では「県外への技術センター開設は今回が初めて。2010年にはスタッフ50人体制規模に増員していきたい」と話している。
 同社は株式会社デンソーの子会社として1984年4月に設立。資本金は1億8,000万円、従業員数は1854人(07年4月現在)。06年3月期の売上高は418億円。