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博多区店屋町に会員制のシェアオフィス アイシグリーンシステム


週刊経済2022年2月15日発行

昨年末に完成した本社屋内に

ゴルフ場向けのシステム開発を手掛けるアイシグリーンシステム㈱(福岡市博多区店屋町、石下秀臣社長)は2月1日、同所の本社屋内にシェアオフィスを開設した。
場所は赤間通りの博多三井ビルそばで、昨年12月に完成した新本社屋「IGSビル」5階~7階。施設名は「ⅰ Growth Ship(アイ・グロース・シップ)」で、iはinternational(国際的)やintelligence(知性)、i(愛)の頭文字と、Growthは成長・発展、Shipに由来している。知性を備える入居者がシェアオフィスという船に乗り、発展・成長することで、将来的には国際的な舞台で活躍してほしいとの意味を込めたという。主に1人から少人数で活動するスタートアップ企業の入居を想定。
会員1人で利用できる個人ブースと2人・3人・4人・6人の複数人が利用できるプライベートオフィスを用意。個別デスクで仕切りを設けた個人ブース8席ほか、プライベートオフィス会員向けの2人部屋が1室、3人部屋が4室、4人部屋が4室、6人部屋が6室で構成。法人登記が可能で24時間利用できる。平日の午前9時~午後6時までは会議室も原則無料で貸し出す。会議室は4人部屋を2室、6人部屋を2室、8人部屋1室を設けた。有料コピー機など複合機のほか、インターネット環境も整備している。水道光熱費などを含んだ月額料金は個人ブース会員が5万5千円、プライベートオフィス会員の2人利用が10万円、3人利用が14万5千円、4人利用が18万円、6人利用が26万円。石下社長は「私の出身地・長崎などで施設展開も視野に入れている」と話している。
石下社長は長崎市出身。1945年10月26日生まれの76歳。長崎工業高校電子工学科卒。卒業後、富士通㈱でシステムエンジニアとして勤務していた。趣味はゴルフ。
同社は1996年5月設立。資本金3千万円。従業員40人。博多、神戸、名古屋、神奈川に拠点を置く。2022年4月期売上高見込みは13億円。