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博多区店屋町に「シェア型本屋」オープン 小郡市在住の鋤田史郎さん


週刊経済2022年10月12日発行

書籍販売できる棚を提供

小郡市在住の鋤田史郎さんは9月23日、福岡市博多区店屋町にシェア型本屋をオープンした。
これまでレンタルで活用してきたスペースをシェア型本屋として運営するもの。空間貸しのノウハウやイベント企画運営などの自身の経験を生かしコミュニケーション創出の場にしたいと考え開業した。店名は「ブックスアパート・ベリー」。場所は福岡市営地下鉄箱崎線・呉服町駅近くのビル4階。約77㎡のフロアのうち、2部屋を本屋(一部屋約8㎡)として運営する。設置した本棚の区画(27㎝四方ボックス)ごとに貸し出し、その区画のオーナーは手持ちの書籍や絵本、漫画などを販売できる。1区画は月額2200円(3カ月以上の契約)から利用でき、ポップを置くなど自由に空間を演出できるほか、CDやDVD、ハンドメイドの小物なども販売可能。現在、本棚6台(108区画)を用意している中で約10人が契約し、引き続き展示販売したい個人を全国から募集していく。スタッフは鋤田さん一人。営業時間は毎週水曜日~日曜日の午前11時~午後7時まで。
鋤田さんは、「現在、区画のオーナーの募集や店舗のPRが中心だが、軌道に乗れば本好きな人たちが交流する活気のある場になってほしい。地域の賑わいにもつながれば」と話している。
鋤田さんは熊本県八代市出身。1963年6月18日生まれの59歳。熊本県立氷川高等学校卒。趣味はスポーツ観戦、山笠。
また、ほか一部屋で10月8日に、NFT(非代替性トークン。改ざんやコピー等の偽造ができないデジタル技術)のアート作品を常時展示する「九州NFTラボ」を併設でオープンした。