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博多区奈良屋町に1棟貸し切りの宿泊施設 東京都のTABICT
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最大8人収容
投資用アパート販売、IoT事業などを手掛ける㈱TATERU(東京都渋谷区、古木大咲社長)の子会社で、スマートホテル事業を展開する㈱TABICT(同、安藤崇雄社長)は12月、博多区奈良屋町に宿泊施設「MUSUBI HOTEL NARAYA‐MACHI」2棟を開業した。
京町家をイメージした戸建ての宿泊施設で、建物は2階建て、客室の広さは一号棟が65・43㎡、二号棟が63・83㎡。1棟貸しで、4人程度から8人までのグループ宿泊客をターゲットとしている。宿泊料金は1泊平均4万円(税抜き)からで、部屋のタイプ・時期によって変動する。客室にはキッチンや調理器具、電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機などを備えている。また、ICTを活用したスマートロック、チェックインシステムや、宿泊者向けに貸し出す端末「TRIP PHONE」のチャットコンシェルジュ機能などでフロント業務の効率化を図るとともに、観光・交通案内やタクシー手配、飲食店予約などのサポートを提供する。20年2月には、同シリーズの宿泊施設を同区上呉服町で新たに2棟開業する。
同社では「日本文化や地方文化を体験できる分散型宿泊施設として、街中での消費を誘導し地域経済に貢献していきたい」と話している。
2020年1月7日発行