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博多区千代の「パピヨンプラザ」増改築へ 東京のフロンティア不動産投資法人


2020年完成予定

フロンティア不動産投資法人(東京都中央区銀座、代表者・岩藤孝雄執行役員)は10月22日、保有する複合商業施設「パピヨンプラザ」(福岡市博多区千代1丁目)の増改築に係る基本協定書を、大和リース㈱(大阪市中央区、森田俊作社長)と締結した。
現在の賃貸借契約が2019年4月に期間満了を迎えることから、約25年が経過している既存建物の築年数、外部環境の変化などを考慮し増改築を計画、将来にわたる競争力・収益性向上を図る。一部の建物を除く既存建物を大和リースに譲渡し、同社が解体・新築(増改築)工事を手がける。完成後は新建物をフロンティア不動産投資法人が取得しマスターリースで賃貸借契約を締結、または完成後も大和リースが保有を続け、底地を賃貸する賃貸借契約を締結するスキームを予定している。
「(仮称)パピヨンプラザバリューアップ計画」として事業を手がける大和リースによると、既存の13棟の建物のうち、建て替える建物は検討中という。建て替え後の賃貸可能面積は約2万㎡規模となる見通しで、今後は19年4月に既存建物譲渡に関する契約締結・引き渡し、土地使用賃借契約締結、同年6月新建物着工、20年2月完成、同年3月の営業開始を予定している。
同施設は1993年11月完成。2004年8月に同社が48億1000万円で取得した。敷地面積は4万4458㎡、延べ床面積は13棟合計で1万7037㎡。現在スーパー「マックスバリュ」、「ロイヤルホームセンター」、100円ショップ「ダイソー」など物販・飲食・アミューズメント施設で構成している。

2018年11月6日発行