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博多区冷泉町に宿泊施設 谷弥


宿泊業に初参入、大人数利用に特化

不動産、飲食業などの㈱谷弥(直方市神正町、谷弥壽彦社長)は12月1日、福岡市博多区冷泉町に宿泊施設を開業する。
場所は櫛田表参道沿い、「和風旅館鹿島本館」東隣。名称は「宿屋ひととき」。敷地面積70㎡、建物は鉄筋コンクリート造陸屋根3階建てで、築51年のビルを1棟リノベーションしている。延べ床面積は216㎡。フロア構成は1階がフロントで、2・3階が客室。1フロア1室の貸し切り型で計2室。50㎡超のスペースで、1~6人(2階は5人まで)で利用可能。主にファミリー層のほか、インバウンドなどの観光需要をターゲットにしている。価格は2階が2万5000円~3万5000円、3階が3万円~4万円。チェックインは午後5時~同9時、チェックアウトは午前11時。また、1階にはポークたまごおにぎり本店㈱(那覇市、清川勝朗社長)が運営する「ポークたまごおにぎり本店 博多櫛田表参道店」をFC出店する。席数は16席。メニューはスパムと卵焼きをご飯でサンドした「ポークたまごおにぎり」(280円、税抜)のほか、あぶらみそ(300円、同)、明太子(同)など7種をそろえるほか、博多限定メニューも設ける。営業時間は午前7時~午後9時。谷社長は「『博多旧市街のタイムレスなひととき』をコンセプトに、ホテルのようなインテリアではなく、“センスの良い友人の家”をイメージした内装に仕立てた」と話している。
谷弥は1865年創業、1907年4月設立、資本金2430万円。2017年度売上高は24億4000万円。谷社長は直方市出身、1957年6月28日生まれの61歳、福岡大学工学部土木工学科(現:社会デザイン工学科)卒、趣味は写真。
ポークたまごおにぎり本店は2014年に1号店「牧志市場本店」(那覇市松尾)をオープン。現在沖縄県内で3店舗を展開しており、県外への出店は初。

2018年11月20日発行