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博多区住吉4丁目にテナントオフィスビル 渡辺地所とサンライト


オフィスで国内初「ZEB」認証

貸しビル業経営などの渡辺地所㈱(福岡市中央区天神1丁目、渡邉浩志社長)と㈱サンライト(同区渡辺通5丁目、渡邉隆司社長)が共同で、同市博多区住吉4丁目に建設していたテナントオフィスビルが2月28日に完工する。

名称は「JS博多渡辺ビル」。場所は住吉通り沿い、博多駅前4丁目交差点西側。敷地面積1109㎡、7階建て延べ床面積6173㎡。各階1フロアの7フロア構成で、1フロアあたり約660㎡。設計は大成建設㈱(東京都、村田誉之社長)。

同ビルは「ZEB Ready(ゼブ・レディ、通称・ゼブ)という、、国土交通省が策定した住宅やビルの省エネ性能表示ガイドラインに基づく住宅性能評価・表示協会の認証制度を発展させた制度で、エネルギー削減量が50%以上削減できる最高ランクの認証を取得した国内初の賃貸オフィスビル。同ビルの機能は、エネルギー消費の削減量に応じて評価しており、例えばオフィス内に人がいるかどうかセンサーで検知し自動点灯する照明や、自然採光、最新の空調設備などを導入し、ビルのエネルギー消費量を標準的な建物の設備構成で算出した基準値から52%削減できるという。

同社は「すでにほぼ入居する企業が決まっており、多くは県外企業。海外ではオフィスビルのZEB化は不動産資産価値の向上などにつながることから浸透しつつある。日本でも今後ZEB認証テナントオフィスの建設が増えてくると思うので、その先駆けになれたら」と話している。

2018年1月23日発行