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博多区住吉に食とエンタメの複合ビル Zero‐Ten


週刊経済2022年11月29日発行

3階建て、シアターやレストランなど出店

クリエイティブ制作・イベントプロデュースなどを手掛ける㈱Zero‐Ten(福岡市博多区祇園町、榎本二郎社長)は12月1日、複合施設「010 BUILDING(ゼロイチゼロ ビルディング)」を開業する。
場所は同区住吉1丁目、キャナルシティ博多そば。建物は3階建て、延べ床面積約1238㎡。1階には、福岡・佐賀版ミシュランガイドで星付きレストランに選ばれた「ラ・メゾン・ドゥ・ラ・ナチュール・ゴウ」オーナーシェフの福山剛氏と、「アジアのベストレストラン50」で4度の1位を獲得したバンコクのレストラン「Gaggan(ガガン)」のオーナーシェフ、ガガン・アナンド氏がタッグを組んだレストラン「GohGan」がオープン。席数は店内54席、テラス19席。福山シェフは、西中洲に構えていた店舗を閉店し、3階のファインダイニング「Goh」(18席・うち個室4席)も手掛ける。2階には「THEATER 010」(70席、VIP30席)と「BAR 010」(32席)がオープン。シアターはニューヨーク・ロンドンのイマーシブ(体験型)シアタークラブ「THE BOX」などの演出を手掛けるクリエイティブチーム「Outside The Box Amusement(OTBA)」と同社がコラボレーションし、日本初上陸のショーを上演する。シアターの入場料は、スタンディングで1100円(税込み)程度を予定している。11月7日から、同ビル公式サイトでシアターとバー、1階レストランの予約受付を開始した。3階のレストランを含むフルオープンは来年1月を予定している。
榎本社長は「那珂川に隣接しており、福岡市が進める『リバーフロントNEXT』が取り組む川沿いのにぎわい創出や、都心部の回遊性向上にも貢献できると考えている。ここから世界基準の食とエンタメを発信し、地元客からインバウンドまで、幅広い層に向けて新たな夜の楽しみ方を提案したい」と話している。