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博多区中洲4丁目に鰻専門店 山口のまいづる


インバウンドなどを狙い

ふぐ加工品製造卸売業の㈱まいづる(山口県下関市彦島西山町5丁目、久保田隆之社長)は5月12日、福岡市博多区中洲4丁目に鰻専門店「鰻冨(うなとみ)」をオープンした。
愛知県に同社の関連会社が鰻加工場を所有し、国産の鰻を安価で提供可能な強みを生かし、国産鰻を食べたことのないインバウンドなど観光客の需要を取り込む狙い。同区中洲4丁目で経営するふぐ料理店「ふぐ一期一宴」に次ぐ2店舗目。場所は同区中洲の通称人形小路沿い旧「一期一会」跡。客席数はカウンター、テーブル席合わせて60席。4階建ての店内は、風情のある和の落ち着いた空間を演出したという。同店のメインメニューの鰻丼は並、上、特上(税込2139円~3980円)と3種類用意し、鰻の身に加えて、希少な肝煮焼きを約10匹分使用。他には蒲焼や白焼なども手ごろな価格で提供する。従業員は古田弥代佳女将はじめ13人(アルバイト・パートを含む)。不定休で、営業時間は午後5時から10時まで。
同社では「まずは安価で国産鰻を提供していることの認知度を広げていきたい」と話している。
同社は1998年10月設立。資本金1000万円。従業員数10人(パート含む)。決算期8月。全国のふぐ8割の入荷のある下関南風泊港に隣接された南風泊水産加工団地で、ふぐを工場にて加工後、全国各地に約10万件出荷している。

2018年7月3日発行