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博多区上呉服町に投資用の宿泊施設  DM都市開発


完成予定は来年3月

不動産開発、売買のDM都市開発㈱(福岡市中央区大名2丁目、森弘晴社長)は、同市博多区上呉服町に投資用の宿泊施設を建設する。着工予定は今年8月上旬で完成は来年3月を目指す。
同社は現在、楽天グループの宿泊施設運用代行を手掛ける楽天LIFULL STAY㈱(東京都)とタイアップし宿泊施設の開発を進めている。既に1棟目を福岡市中央区白金2丁目に建設中(来年3月完成予定)で、今回は2棟目の案件となる。名称は「Rakuten STAY博多上呉服町(仮称)」。場所は通称・西門通りの㈲山下商店のそば、「三井のリパーク」の月極駐車場跡地。敷地面積は177㎡。建物は壁式鉄筋コンクリート造の5階建てで建築面積が124㎡、延べ床面積584㎡。1階は無人の受け付けスペースや客室1部屋(42㎡)。2階から5階は客室で、各階の客室は2部屋(42、53㎡)構成となっている。1階入り口の屋根にカナメ段付き本瓦葺きを敷くほか、客室の床の一部には置き畳を設けるなど和の要素を備えた施設になるという。また、全客室で有効天井高を3・1mと設定し、2段と3段ベッドを置く。主なターゲットは訪日外国人。森社長は「現段階では東京のファンドから購入申し込みがある」と話している。
同社は2014年6月設立。資本金1千万円。2020年3月期の売上高見込みは11億円。森社長は、関係会社で賃貸共同住宅などの設計や監理を手掛けている一級建築士事務所のDMクリエイト㈱(横浜市都筑区)の代表も務めている。

2020年5月19日発行