博多区上呉服町に和風の宿泊施設　東京の楽天ＬＩＦＵＬＬ ＳＴＡＹ

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週刊経済2021年6月22日発行

６月２８日開業

楽天グループの民泊事業会社・楽天ＬＩＦＵＬＬ ＳＴＡＹ㈱（東京都）は６月２８日、福岡市博多区上呉服町に宿泊施設をオープンする。
物件オーナーはクラウドファンディングで資金調達を手掛ける投資ファンドのクリアル㈱（東京都）で、楽天ＬＩＦＵＬＬ ＳＴＡＹが物件オーナー向けに宿泊施設の設計や内装デザインの監修、運用までを一括代行するサービス「Ｒａｋｕｔｅｎ ＳＴＡＹ」を活用している。物件名は「Ｒａｋｕｔｅｎ ＳＴＡＹ博多祗園」。５階建てで建築面積が１２４㎡、延べ床面積５８４㎡。１階は無人の受け付けスペースや客室１部屋（４２㎡）、２階から５階は客室で、各階の客室は２部屋（４２㎡、５３㎡）構成。上呉服町の福岡市都市景観形成地区に対応した施設となっており、入り口の屋根は本瓦葺きを敷いているほか、客室の一角には小上がりスペースを設けるなど和風空間を演出している。また、全客室で階高を３・５メートルと設定し、２段ベッドを設置。同社では「当面はファミリーなどグループ利用の国内客がターゲット。アフターコロナでは、インバウンド層も着実に取り込む」と話している。