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博多区の温浴施設「月の湯」をリニューアル  ケーワン


事業譲受に伴い

建築設計・デザイン、飲食業の㈱ケーワン(福岡市南区寺塚1丁目、梶原一彦社長)は3月20日、温浴施設「博多の森 湯処 月の湯」(同市博多区東平尾1丁目)をリニューアルオープンした。
昨年12月にアルドーレ㈱(北九州市八幡西区黒崎3丁目、岩本加代子社長)から同施設の運営事業を譲受しており、老朽化が進んでいた施設を改装したもの。「月の湯」は2002年1月開業。場所は東平尾公園入口交差点北東側。敷地面積1471㎡、建物は3階建てで延べ床面積1872㎡。浴場は檜風呂で、ラドン風呂やラジウム露天風呂のほか、遠赤外線サウナなどがあり、女性限定でミルキーバスを導入。館内には食事処、ボディケアスペースを備えており、新たに無料のキッズスペースも設けた。有料の荷物預かりサービス(ecbo cloak)も開始している。また、4月にオープンした「ホテルネクサス博多山王」(福岡市博多区山王1丁目)と提携し、無料送迎も展開する。一般入浴料は大人(中学生以上)が平日750円、土日祝850円。小学生が同450円、同620円。幼児(3歳~小学生未満)が同420円、同470円。会員制度(入会金500円)もあり、入浴料の割引や回数券購入などの特典が受けられる。ファミリー層や観光客をメインターゲットに、平均客単価は1500円を見込む。スタッフ数は20人。営業時間は午前10時~深夜2時。定休日は第2、第4水曜日。梶原社長は「内装全般を改装し、浴槽などもメンテナンスを入れた。施設内は全館禁煙とし、心安らぐ癒しの空間として生まれ変わっている。接客業のノウハウを生かし、従業員の質向上に努めていきたい」と話している。
同社は2007年9月設立。資本金100万円。19年8月期売上高は3億5千万円。従業員8人。サーティワンアイスクリームのFC店を3店舗(福岡市早良区、城南区、粕屋町)展開している。

2020年4月28発行