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博多伝統芸能文化の定期公演を開始 博多伝統芸能振興会


インバウンド客への認知度

福岡市内の主要企業など90社以上で構成される博多伝統芸能振興会(福岡商工会議所内、礒山誠二会頭)は4月14日、博多伝統芸能文化の定期公演を開始した。
同団体は昨年11月に芸妓(げいぎ)や博多仁和加、券番など博多の伝統芸能を一般市民、国内外からの観光客に活動や魅力を発信する施設「博多伝統芸能館」(福岡市博多区冷泉町)をオープンした。同所はこれまで芸妓などの稽古場として活用し、それらを見学、一部体験を一般向けにしていたが、毎月2回、第2土曜日と、第3木曜日に芸妓を中心とした約90分の公演を実施する。事前予約制で料金は1人5000円。同施設のインバウンド客への知名度向上を目指し、外国人観光客は当面無料で観覧可能にするという。定員は20人。時間は木曜日が午後3時30分から。土曜日が午後1時からと、午後3時30分からの2回を実施する。同会は「博多独学などさまざまな演目を取り入れ、要望があればその場での体験会も実施する。今後はインバウンド客の来館数を増やしていきたい」と話している。

2018年4月24日、5月1日合併号