博多マルイにワーキングスペース　東京のコインスペース

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週刊経済2023年1月24日発行

会員登録や予約は不要

ワーキングスペース運営などのコインスペース㈱（東京都渋谷区、栗原知也社長）は１２月９日、博多マルイ（福岡市博多区博多駅中央街）に「コインスペース　博多マルイ店」をオープンした。九州では初出店。
これまで首都圏を中心に関西エリアにも出店してきた中で、全国展開できるシステムを含めた体制を整えたため。また、国内主要都市の主要ターミナル駅周辺を検討していたことから、今回オープンした。全国で３７店舗目（１２月末時点で４０店舗体制）。場所は博多マルイ７階で、店舗面積は約１１０㎡。会員登録や予約は不要で、各席に設置されたＱＲコードを読み取ることで利用できる。席は１人用３０席、２人用（半個室）１席、個室ボックス１席の計３２席で、電源・Ｗｉ-Ｆｉを完備。飲食の持ち込みや、席でのｗｅｂ会議、通話も可能。料金は１人席３０分２００円で最大千円、２人席３０分４００円で最大２千円のほか、月１万円で終日使い放題のプランもある。顧客層は社会人や学生など。スタッフは基本常駐しておらず、システムで入退場や決済まで管理する。営業時間は午前１０時～午後９時。
同社では「仕事や学校の授業などのリモート化が進み、自宅外で集中作業できるワーキングスペースや自習室のニーズが高まっている中で、各地域の商業施設と連携し店舗展開している。博多マルイ店では、集中して仕事のＰＣ作業や勉強がしやすいブースタイプの席を多数用意している」と話している。
同社は２０１６年１月設立。資本金は２億３３５０万８千円（資本準備金も含む）。