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博多スターレーン跡地に複合オフィスビル NTT都市開発と大成建設


22年開業

NTT都市開発㈱(東京都千代田区、中川裕社長)と大成建設㈱(同新宿区、村田誉之社長)は、ボーリング場の博多スターレーン跡地(福岡市博多区博多駅東1丁目)に、複合オフィスビルを建設。2022年開業を目指す。
今年3月まで営業していた同施設跡地は、容積率緩和を受けられる再開発推進事業「博多コネクティッド」の対象エリア。両社では建物の詳細を現在調整しているが、広場の設置や低層階に商業店舗、高層階にオフィスフロアが入居する“にぎわい創出”のビルになる計画で、市が推進する同制度の対象第一号案件となる見込み。着工は20年を予定。建設地は地権者の東部物産貿易㈱(東京都千代田区)から借地する。同所の敷地面積は約5000㎡。
NTT都市開発では「新ビルを通じて周辺地域の皆様と連携した『街づくり』に貢献していきたい」と話している。
博多コネクティッドは博多駅から半径約500m、約80haを対象に、ビルの建て替えや歩行者ネットワークの拡大、周辺地区との回遊性向上を目指す福岡市の再開発推進事業。28年末までに完成するビルが対象で、“にぎわい”や“つながり”を創出する広場や通路の整備を条件に、容積率を最大50%上乗せ可能。また、高さ制限の厳しい立地条件を考慮して、屋根のある広場などでも公開空地評価を最大2・5倍にできる。市では10年間で同エリアのビル20棟の民間ビルの建て替え誘導を目指している。

2019年7月9日発行