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博多に8階建て訪日特化型ホテル フリープラス


3棟目で県外初進出

訪日外国人観光客向けの宿泊関連サービスを手掛ける㈱フリープラス(大阪市北区大深町、須田健太郎社長)は来年1月、福岡市博多区住吉1丁目に訪日客特化型ホテル「FP HOTELS 福岡博多キャナルシティ前(仮称)」を建設する。同12月に完成、19年2月に営業開始予定。

インバウンドが好調な福岡を事業のターゲット市場として選定、進出するもの。大阪市内に建設した1、2棟目に続く3棟目で県外進出を果たした。建物は地上8階建てで1階にコンビニ、2階にフロント、ロビー、飲食コーナー、3階から8階が客室(60室)で1部屋あたり13㎡。ホテル部分の延べ床面積は約1376㎡。飲食コーナーはカフェ・バースタイルで、待ち時間も気軽に利用できるフロント融合型を採用。コンセントは各国に対応した形状で、壁にはUSBジャックが埋め込まれている。そのほか、バックパッカーなど利用客の荷物が多いことを考慮し、海外仕様の高めのベッドを設置、空洞部分に荷物収容スペースをつくった。従業員は英語、韓国語や中国語、インドネシア語など多言語対応が可能。ホテルの仕組みを説明する動画を作成し、文化や言語が異なる利用客に共通のルールを理解してもらう。

須田社長は「大阪と比べて1部屋あたりの単価が安いため、部屋を少しコンパクトにしたが、設備やデザインは同じレベルを維持した。ラグジュアリーで設備が充実した空間で、旅の疲れを癒してほしい」と話している。

同社は07年6月設立。資本金は約1億1500万円(資本準備金含む)。従業員は139人(契約社員・アルバイト含む)。

2017年10月24日発行