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単体売上高は4・4%減の87億6700万円 オーケー食品工業
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燃料費高騰も影響し経常は6割減
業務用味付け油あげ製造販売のオーケー食品工業㈱(朝倉市小田、大重年勝社長)の3月期連結決算は、売上高が92億2900万円、経常利益は1億2300万円だった。昨年5月に同業のベジプロフーズ㈱(埼玉県川島町)を子会社化し、当期から連結決算となったため前年比はないが、単体では売上高が前期比4・4%減の87億6700万円、経常利益は61・7%減の1億600万円の減収減益だった。
単体では当期、主力の「味付あげ」の販売が海外向けは約5割増と伸びたが、構成比率の高い国内コンビニ向けが減少して減収となった。また燃料費が昨年冬頃から上昇したことなどで製造コストが増加。営業利益は71・4%減の7400万円、当期純利益は69・2%減の9300万円だった。またベジプロフーズは同社よりもコンビニ向けの売上比率が高く、影響もさらに大きかったという。
今期は、売上高は1・9%増の94億円、営業利益は22・7%増の1億1000万円、経常利益は5・4%増の1億3000万円、当期純利益は4・2%増の1億2000万円を予想としている。大重社長は「コンビニ向けは全体的な伸び悩みとともに、業界再編も影響して取り扱いが減ったが、スーパーなどではいなりずしの販売が増えるといった好材料もあり、海外も含めて伸ばしていきたい。また値上げも視野に入れながらロスや無駄の排除を進め、同時に安心安全な商品の生産に努めていく」と話している。
2018年6月19日発行