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単体売上高は2%減の270億円 富士ピー・エス22年3月期


週刊経済2022年5月24日発行

受注高は3割増

プレストレストコンクリート(PC)工法を用いた土木、建築工事の㈱富士ピー・エス(福岡市中央区薬院1丁目、堤忠彦社長)の22年3月期の連結決算は、売上高が273億100万円。経常利益は11億1100万円となった。
21年10月に駿河技建㈱を子会社化したことで今期から連結決算。単体ベースでは売上高が前年比2・3%減の270億5300万円、経常利益が36・3%減の11億200万円の減収減益だった。
受注高は土木事業の大型案件の受注により好調に推移し、同30・2%増の370億7600万円(単体ベース)。売上高は手持工事が概ね順調に進捗した一方で、一部工事で工程遅延が発生したことにより減収。利益面では前期に子会社・㈱シーピーケイの吸収合併に伴う特別利益を計上した反動で2期ぶりの減益となった。当期純利益は連結が7億7500万円、単体では42・2%減の7億6700万円となった。
今期の連結決算は、売上高が前年比16・8%増の318億8500万円、経常利益が同12・9%増の12億5500万円、当期純利益が8・3%増の8億4千万円の増収増益を見込む。