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南区長住2丁目の米販売会社を取得 中央区の中田健三さん


週刊経済2023年8月17日発行号

事業承継で

福岡市中央区在住の中田健三さんは8月1日付で、米販売を手掛ける㈲上松物産(同市南区長住2丁目、手塚理士社長)の発行済み全株式を取得した。
同社は中田氏が過去勤めていた飲食店の取引先。手塚社長から後継者の相談を受け、事業承継で中田氏が社長に就いた。買収額は非公開。上松物産は1988年設立。資本金1千万円。従業員2人。決算期5月。九州の農家から直接玄米を仕入れて自社で精米し、主に福岡市内の飲食店に販売している。中田健三(なかた・けんぞう)社長は山口市出身。1982年12月20日生まれの40歳。九州産業大学中退後、福岡市内でカジュアルダイニングを展開する「COMATSU」などに勤めた。趣味はギター。中田社長は「20年間飲食業界に勤めて培った経験やネットワークを生かし、取引先の拡大に努めていく」と話している。