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南区長丘3丁目に介護有料老人ホーム 西日本介護サービス 市内で4施設目
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各種老人ホーム経営の株式会社西日本介護サービス(福岡市中央区大名二丁目、藤原博章社長)は、福岡市南区長丘三丁目に四施設目となる介護付き有料老人ホームを開設する。
施設名は「生活倶楽部ウィズ長丘」。鉄骨三階建てで敷地面積は千五十三平方メートル、延べ床面積千五百七十六平方メートル。全室個室タイプで四十五室あり、一部屋の占有面積は十三・八~十四・五平方メートル。介護士は最大二十五人程度入る予定。一階がロビー、食堂、九部屋、二階・三階にそれぞれ十八部屋で各階に障害者用の入浴施設を完備している。入居一時金は百二十万 円、月額利用料は家賃、光熱費、食費を含み十三万八千円。二〇〇三年一月六日から入居者募集を開始しており、入居条件は「原則として満六十五歳以上の要支援一から要介護五の認定を受けていること」となっている。同施設は住居・生活支援・介護保険サービスを賃貸形式のみで提供し、「入居というより住み替えとイメージしてもらえれば」というア メリカの「アシステッド・リビングホーム」の概念を取り入れたもので、福岡では珍しいという。着工は〇二年三月、完成〇三年三月。
藤原社長は「同施設は土地オーナーから土地と建物をリースすることで通常の入居一時金よりも十分の一程度に抑えることができた。今後は 福祉に理解ある土地オーナーの方にマンション経営に代わる土地活用のプランとして提案していきたい」と話している。 同社は二〇〇一年四月設立、資本金二千万円、売上高一億二千万円(〇二年五月期)、従業員四十八人。これまでに痴呆対応型高齢者ホーム(グループホーム)「ふれあいの家」を三施設運営している。
藤原社長は五八年六月十九日生まれの四十四歳、大阪府出身、最終学歴は大阪産業大学工学部卒、趣味はゴルフ、カラオケ。
2003.02.04 発行 週刊経済より