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南区南大橋の木造アパートをリノベーション 東京のハプティック


単身者向け賃貸

賃貸住宅リノベーションのハプティック㈱(東京都渋谷区渋谷3丁目、小倉弘之社長)は3月23日、福岡市南区南大橋1丁目にある木造アパートをリノベーションした。
同社は、自社で設計から施工まで行うリノベーションブランド「TOMOS(トモス)」を展開し、全国で3500戸を施工。福岡では、これまで一戸単位での案件はあったが、今回初めてアパート一棟のリノベーションを手掛けた。
今回手掛けたのは、「清星幼稚園」北側にある住宅街の一角に建つ築53年の木造2階建てアパートで、もともとワンルーム6戸だったのを今回の施工で4戸にした。床面積36・5㎡の1Rが2戸と41・5㎡の1LDKが2戸。家賃は1Rが月5万9000円~、1LDKが月6万4000円~。総工費は約3200万円。近隣の新築アパートは5年で5000円~7000円の賃料下落となっているが、今回のリノベーションで賃料収入25万8000円、表面利回り10%を超える「収益物件」として再生した。福岡での営業を担当する山本卓さんは「すでに4戸中3戸が契約済みという好調ぶり。福岡はリノベーションへの注目度が非常に高く、今後もニーズに対応した展開を進めていく」と話している。
同社は、2009年12月設立。資本金1000万円で、従業員90人。グッドデイズホールディングス(東京都千代田区、小倉博社長)が100%出資。一般的に賃貸住宅ではリフォームの設計、施工、入居者募集をそれぞれ別の会社が手掛けるが、同社では、それらをワンストップで提供。無垢のフローリングやオリジナルキッチンなどの内装にこだわり、「オーナーの空室問題や家賃下落に対する不安解消や不動産価値の向上」を図るとともに、借主に手ごろな家賃設計で提供している。

2018年3月27日発行